どうも!
今回は、書痙(ジストニア)の患者様の症状経過について、書かせていただきます。
10代から書痙を発症して30年近く経過したとのこと。
特に治療という治療は、してこなかったようで、書痙の治療は当院が初めてだそうです。
普段は、パソコン作業がメインだそうで、日常で書くことはあまりないみたいです。
ですが、来月結婚を控えており、婚姻届など書くことが増えるとのことで治療に専念。
週1回のペースで、来院されております。
症状は、
・書くときに手、腕、肩に力が入る
・肩が上がる
・手の平が上に向く
・腕がだるくなり、シビレが出る
他は、周りの方に、手のネイルを見せた時など、手が震えるとのことです。
症状にも波があり、座ってでは書けることが多いようですが、立ったまま書くと、力が入りほぼ書けないようで、姿勢にも左右されます。
また、人の前で書くと、症状が悪化します。
どの症状にも言えることですが、身体のコリを取り除くことにより、緊張状態が緩和され、症状の軽減に繋がります。
鍼灸治療を始めて、3回目が経ちましたが、ネイルを変えてから周りの方々に見せても、手の震えがなかったとのこと。
鍼灸治療後に、目の前で書いてもらいましたが、特に肩の上がりや、手の平が上に向くことがなく、力まず書けていました。
身体の緊張を取るということは、気持ちの方にもゆとりが持てることに繋がります。
書くことに、抵抗がなくなり、当たり前に書けるように一緒に頑張っていきましょう!