どうも!
今回は『ジストニア』をテーマにして、書かせて頂きます!
少し、文章長めなので、最後までお付き合い下さい。
今まで、沢山の難病の患者様を診てきました。
パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋ジストロフィーなど、沢山あります。
現代医療では、完治が難しく、対症療法が一般的です。
なんでこんな素晴らしい方が、難病にならなければいけないのか。
治療をしていても、やるせない気持ちいっぱいでした。
その中でも、最近多いのが『ジストニア』という難病です。
聞いたことない方が、大半かと思います。
『ジストニア』という難病は、人によって様々で、とてもややこしい疾患です。
首に症状が出る人もいれば、手や足に出る人もいます。
共通しているのは、身体の部位に不随運動がでることです。
首に勝手に力が入る為、右にずっと向いたままの方や、スポーツ、楽器を弾いている時だけ手に力が入り、思い通りに動かせないなど。
まさに千差万別です。
何故このような症状が出るのかは、原因不明。
ただ、ジストニアの患者様で、共通していることは、『ストレス』です。
何でもストレスで片付けるのは、私にとって腑に落ちないのですが、現代社会はストレスだらけです。
例えば、人件費削減の為、従業員を減らした分、ひとりに対する仕事量が多くなる。
残業が出来ない分、仕事を家に持ち帰ってするなど、現代社会では、負の循環が多いです。
そのような背景もあり、ストレスを多く抱え、このような難病は、恐らく増えると思います。
今年「オーマイ!ボス!恋は別冊で」というドラマがありました。
恋のライバル役がジストニアという難病を患っており、見ていて「この病気を取り上げるのか」と驚いたことを覚えています。
それくらい今では、メジャーになりつつあるのかもしれません。
実際、公表していないだけで、ジストニアの症状で悩んでいるアーティストもいます。
病院に行っても、ボトックス注射を打って、筋肉を緩めさせるだけです。
まれにDBS治療(脳深部刺激療法)を受けた患者様も見受けられます。
脳に電気刺激を与える装置を埋め込み、症状を軽減させる手法です。
調べてみますと、完治はないが症状を改善させると書いてありました。
私は、その方の治療に携わったことはないのですが、実際にその手術を受けた話を、聞いたことがあります。
手術を受けてから呂律が回しづらくなったと言っていました。
一概には言えませんが。
もちろん、その手術を受けて良くなった方もおられるかと思います。
ですが、色々な手術を受けた方のお話を聞くと、リスクと隣り合わせだと感じました。
私は、なるべく手術、メスを使わずに身体を治せる手段があるなら、針治療という手段もあっていいと思います。
癌など、命に関わることは例外ですが。
実際に、開業する前に、ジストニアの患者さんを数人診たことがあります。
主に首の症状です。
ストレスを感じた時、顔が真横に向く、顔が右上に向くなどです。
私の治療では、主に首の反応点(ツボ)を診て、どこに打つか絞ります。
東洋医学の考え方で、『経絡』というのがあります。
人間の身体には、十数本の経絡(道筋)があり、その流れが悪くなると、その道筋に症状が発症するというものです。
これはあくまで私の見解ですが、その経絡の流れが異常に悪くなったのが『ジストニア』を発症すると思います。
先程にも言った通り、この病気は原因不明です。
ですが、首の反応点が取れるに連れ、症状が軽減しました。
症状が改善されるに連れ、また首の違うところに反応点が出て、違う症状が出ることがあります。
そして、私は治療を通して気づきました。
症状が強い人ほど、経絡の流れが何層にも悪くなり、絡んでいるということを。
これはジストニアに関わらず、他の疾患にも言えます。
また「経絡」についての考え方は、別のブログでまとめてみたいと思います!
話を戻しまして、ジストニアの症状の経過ですが、完治をした人もいます。
完治はしたのですが、数ヶ月、仕事で無茶をして再発する方もいますが。
諦めずに治療をすれば、良い方向に進むように、精一杯治療させて頂きます。
今回は難病の中でも、「ジストニア」についての、症状例を上げさせて頂きました。
お身体のお悩みを抱えているなら、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
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