どうも!
今回は、私が思っている鍼灸治療や効果などについて、書かせて頂きます。
治療や効果にも、先生方によって大きく違ってきますで、あくまで参考程度に読んで頂けたら幸いです。
令和になっても、鍼灸治療ってどうなの?
と疑問に思われる方は、多いと思います。
針灸を受けた人って、100人中1~5人程度の割合です。
実際、整骨院に働いてなかったら、私も針灸ってどのようなものか、分かりませんでした。
そこで、なるべく素人の方でも、分かりやすく解説出来たらと思います!
まずは、鍼灸治療についてです。
【鍼灸治療の効果とは?】
針をしたら、【筋肉が緩む】だったり、【自然治癒力】で身体を治す。
と、調べたらよく聞く言葉だと思います。
針のメカニズムと言いますと、身体を傷つけて本来ある治す力を利用して、身体の症状を改善させることなのです。
凝り固まった筋肉の質は最悪なものです。
運動不足、姿勢、ストレスなどで血行が悪くなり、筋肉は硬結していきます。
筋肉が硬くなるということは、柔軟性が悪くなるので、本来ある伸び縮みが出来なくなっている状態です。
その影響が、何をもたらすのかと言いますと、他の筋肉に負担がかかります。
動かないから、他の筋肉でカバーして、身体を動かすのです。
それが、また違う筋肉が硬くなると、柔軟性や遊びがなくなるに連れ、負の連鎖に繋がります。
それが、限界を超えると身体が痛みのアラームを鳴らすのです。
当たり前ですが、腕や足を輪切りにしますと、骨、筋肉、筋膜、血管、組織など沢山あります。
身体の内側に直接アプローチ出来るのは、針かメスくらいです。
針で直接内部にアプローチすることによって、身体の反応を利用して治します。
針で身体を傷つける→身体は刺さっている場所を治さないといけない→血流を促す→筋肉に栄養が行き渡る→筋肉の質が良くなる(緩む)→動くようになる→痛みが改善される
分かりやすく説明すると、このようになります。
先程にも言いましたが、諸説あるので、これが全てではありません。
あくまで、私の考えです。
【どのような症状に効くの?】
当院では、このような症状の方を診ています。
・運動器疾患(肩こり、首こり、背部痛、肩関節痛、肘痛、股関節痛、膝痛など)
・自律神経の乱れ(自立神経失調症、頭痛、動悸、めまい、発汗、冷え性、耳鳴り、便秘、下痢、不眠など)
・精神疾患(うつ病、統合失調症、強迫性障害、摂食障害など)
・難病(パーキンソン病、多系統萎縮症、小脳変性症、ジストニアなど)
・肌のトラブル(ニキビ、シワ、たるみ)
それぞれの治療院によって、治療法や専門にしている疾患が違います。
何に対応しているのかは、その治療院に行く前に問い合わせてみて下さい。
【鍼灸治療 【経絡】とは?】
治療院によって、様々な治療法があります。
俗に言う、流派というものです。
針一本で治す方法もあれば、数百本も打ち、治すところもあります。
また、配穴(ツボ)を重視する人もおれば、頭だけに針を打って治す人もおられます。
数ある治療の中でも、私はこれがダメだとは否定しません。
最終的に、患者様が良くなればどのような治療法があっても、私は良いと考えております。
当院では、【経絡】を重視しております。
人間の身体には361穴の配穴(ツボ)があり、そのツボとツボを結ぶ線が、【経絡】です。
もっと分かりやすく言いますと、『道筋、線路』と言った方が、分かりやすのかもしれません。
ジョースター鍼灸院は大阪で診療をしていますので、大阪沿線で例えさせて頂きます。
大阪には、環状線、御堂筋線、阪急線、阪神線、谷町線、京阪沿線など沢山あります。
人身事故や何かしらトラブルがあると、その沿線は止まりますよね?
又、沿線のトラブルによっては、違う沿線に被害を与えることもあります。
人間の身体も同じです。
人間の身体には数十本の経絡があり、その経絡上に症状が発症します。
例えば、腰の真ん中辺りが痛いとします。
そこの経絡上は、足の小指~ふくらはぎ~モモ裏~腰~背中~後頭部~目頭
と、繋がっております。
なので、腰が痛い方で、後頭部が痛くなったり、ふくらはぎがダルくなる。
そのようなケースは、道筋が一緒だから、伴うケースがあるのです。
そこで、数々の治療本を読むと、首の反応点(ツボ、こり)を取ると症状が軽減すると見受けられました。
それは、どの【経絡】も、首周りとの関わりがあるからです。
多くの患者様を治療してきた結果、首の反応点(ツボ、こり)が取れるに連れ、症状が軽減していきました。
これは、どの疾患にも言えることです。
線路が経絡なら、駅は配穴(ツボ)になります。
利用が多い駅(ツボ)ほど、腕や足に多いです。
なので、腰が痛いからといって、腰だけではなく、腕や足にも打つケースがあります。
今の治療法は、本で色々な治療法を参考にし、独学で学びました。
【どれくらいで治るの?】
一概には言えませんが、症状が長い人ほど、時間がかかります。
症状が長い方の首を診てみると、無数の反応点(ツボ、こり)が、確認出来ることが多いです。
ひとつの反応点が取れたら、次は違うところに反応点が出るなど、次から次へと出てきます。
これが、症状が長い人ほど、時間がかかる理由です。
ミルフィーユみたいに、何層も蓄積されています。
もっとも辛い症状が、表層に近いです。
それが改善すると、最初にしんどかった症状が出てきます。
例えば、今は腰が痛いけど、当初は足に違和感、痛みがあったなど。
治療して、腰が治ったら、次は足の症状が出ることがあります。
なので、痛み、違和感があれば早めの治療をオススメします。
もう一度言いますが、症状が長ければ長いほど、時間がかかります。
【針の副反応について】
針を受けなれていない方や、症状が悪い方は、副反応が強い場合があります。
これは、東洋医学で言う『瞑眩(めんげん)』という好転反応です。
針を打たれるということは、体内で必死に治そうと働いています。
身体の反応を利用する(血流を促す)ということは、エネルギーを使うということです。
なので、エネルギーを使った反動として、身体がだるくなったり、眠気が強くなったりします。
まれに症状が強くなることはありますが、治す過程の一時的なものなのでご安心下さい。