過去のドラムで腱鞘炎を発症の方

腱鞘炎の治療

10年前に軽音部に所属し、授業が終わるとクラブに没頭していた毎日でした。

しかし、過度の練習により右手首を痛め腱鞘炎を発症したとのこと。

日常生活ではそこまで影響はないと仰っていましたが、手首の背屈(反らす)運動が困難なためベットから起き上がるときは手をグーにして起き上がるみたいです。

また、長時間のデスクワークをすると手首が痛くなる。

そのような症状があり、針を希望して来院してくれました。

まずは仰向けで治療。

お身体を診させてもらうと、やはり右腕~手首まで反応点(ツボ)が出ていました。

手首の背屈(反らす)運動で他にも確認をしなければいけないのは、中指と薬指です。

一見関係ないと思いますが、実は大いに関係があります。

患者様に聞いてみると、腱鞘炎の痛みが強くなるに連れ中指が突っ張って曲げにくくなるとのことです。

他にも昔、中指の第二関節を骨折したこともあり、触ってみるとゴリゴリと鈍い音がします。

これは、連動して関節の動きが悪くなると手首の動きも悪くなり悪循環へと繋がっていきます。

一概には言えませんが、時には違った角度から診ることも大切です。

最後に、指の関節、手首、前腕と手技で緩めて終了。

治療後、背屈(反る)運動はしやすくなり、痛みも軽減したとのこと。

まだ完治とは言えませんが、昔のようにドラムを叩くことが出来るように、お互い頑張っていけたらと思います。

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