どうも!
今回は、アトピー患者様の鍼灸治療の経過について書かせていただきます。
水仕事もあるそうで、手荒れがひどくなり、夏場は汗で背中がかぶれて痒みが出るとのこと。
そもそも、アトピー性皮膚炎は鍼灸でも対応可能なのかと思われる方が多いと思いますが、答えはYESです。
現代では、ステロイド治療がメインとなっておりますが、ステロイドは炎症を抑える役割を果たすことに対して、鍼灸治療は抑えるのではなく、流すのがメインとなっております。
抑え込むと、一時的に楽になるのかもしれませんが、根本的な解決にはなりません。
身体の循環が悪いことで、炎症反応が起こると考えており、流れが良くなれば、痒みや皮膚は改善されると考えています。
東洋医学の考えで、瘀血(おけつ)という言葉があります。
瘀血とは、血の巡りが悪く、栄養素は上手く巡っていない状態です。
そうなると、肌のトラブルにも繋がるので、アトピー性皮膚炎のような症状を発症します。
身体の巡りが悪い患者様に、鍼を打つと、血が浮き出てくることがしばしばあります。
この出てきた血を瘀血とも呼び、すなわち悪い血です。
どんどん内に溜まっていたものを流すことより、肌の質は変わってきます。
鍼灸治療をして、3回目が経ちましたが、痒みの変化はそこまで変わらないものの、指の割れがなくなり、皮膚に柔らかみが出て、赤みが減っていました。
まだまだ始まったばかりですが、体質の改善を目指して、克服していきましょう!
身体の体質がかわるのは、だいたい3~4ヶ月ほどと言われております。